方言三昧で辞任した某国(亡国?)の大臣のがそうのたまったそうな。
で、ホンマかいな?と朝日新聞が検証したのが下記記事。
「日教組強いと学力低い」中山説、調べてみれば相関なし
[URL]
ま、センセが日教組(
[URL])に多く入っている(組織率ということだそうな)ところで、学力が低いところもあれば高いところもあり、大臣が放言するほどの「相関」は無いとのこと。たしかに、グラフを見る限り「相関がある」とは言えないと思う。こんな根拠もない言いがかりを一国の大臣が発言するとはねえ。
んでも、結構これを鵜呑みにしている人が多い。ちゃんと検証する人などほとんどいないから、「そうなんだ」と勝手にイメージを作っていく。こういうことが一番怖い。
ちなみに、国際学力調査(
[URL])で日本の順位が落ちたとかで実施された全国学力調査(
[URL])は毎年60億円かかり、しかもその有用性に疑問符が打たれているシロモロだ。
んで、その国際学力調査(2004年)でトップの成績をあげて日本から注目が集まっているフィンランドがその反響に戸惑っているという記事がありました。
比較・競争とは無縁 学習到達度「世界一」のフィンランド
[URL]
この記事を読む限り、日本は何をやっているのだろう?という疑問を抱かざるを得ない。少なくとも「日教組」が悪いことのすべての元凶・・・などという短絡思考の持ち主が大臣をやっているような「非科学的」な国家ではねえ。
調査結果の検証もせず思い込みの暴言を吐き、その暴言で大臣を辞めても同様の発言を繰り返す・・・これは「信念」(この言葉大嫌いですが)でも「理念」でもない、単なる「卑劣漢」のデマゴギーに過ぎないと思うのですがね。
「大臣は言いすぎだが、言っていることは正しい」・・・「科学」に申し訳ないですな、こんな言葉は。
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