本屋の店頭でたまたま見かけたこの本、久々の広瀬さんの著作で、まだ出たばかりです。
集英社新書−広瀬隆「資本主義崩壊の首謀者たち」
[URL]
広瀬隆(wikipedia)
[URL]
「人は最も単純な事を見ようとしない」・・・常々自戒しているのですが、この本を頭から数ページ読んで、まさにことのことを痛感しました。
「社会主義」は崩壊した・・・
としたり顔で喋り捲っている評論屋の本が沢山出回っていますが、著者が言うように、
「救済」
という名目でアメリカ政府がシティやAIGに行っていることは、まさに、
「社会主義」
的政策である
「国有化」
に他ならない・・・つまり、アメリカが自由資本主義を捨てて社会主義政策に大きく舵取りを変更した・・・文字通りの「資本主義崩壊」であると明快な筆致で書かれた文章を読んで頭をぶん殴られた気がしました。なぜこんな簡単なことに気が付かなかったのかなあ・・・と。
久々に知的興奮を呼び覚まされる一冊に出会いました。
さて、今日はタケノコ掘りをして、また続きを読むかな・・・
では
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