Rubinstein & Ormandy plays Rachmaninoff
2009-08-07


禺画像]
日BMG Victor RCA 2 for 1 Series BVCC-8837〜38
(2CDs, (C)1995, (P)1974)
Rachmaninoff : Piano Concerto No.2
Artur Rubinstein & Eugene Ormandy
The Philadelphia Orchestra

当時のレコード会社は、いかに「売れる」アーティストを「専属」という形で囲い込むか・・・ということに腐心していたようだ。好悪両面という奴で、「この組み合わせが最高!」というのがコンサートでは聴けても、所属する契約レコード会社が異なるためその組み合わせで録音できない・・・という悲喜劇が多々あったようである。

さて、我が家にも専属アーティストがいる。しかも凄腕のヴィルトゥオーゾなんである。朝5時から演奏開始、お昼に休憩を挟んで、夕方までぶっ続けで演奏継続するスタミナの持ち主・・・その名は・・・「蝉」

蝉(wikipedia)
[URL]

対抗するにはこちらも凄腕を引っ張り出すしかないだろう・・・

Sergei Rachmaninoff(wikipedia)
[URL]

Artur Rubinstein(wikipedia)
[URL]

ま、くだらない前口上はさておき、いよいよ本命・・・と言いたいところであるが、残念ながらこのコンビ(ルービンシュタイン&オーマンディ)のラフ2のLPは持ってないので、CDに登場してもらう。

1995年の発売。 CDが世に普及し始めて多少落ち着いた頃であろうか・・・RCA 2 for 1 Series の一組。ルービンシュタイン&オーマンディ による協奏曲4曲が収まって悪税込み 2,400円のお買い得盤である。

このシリーズ、オーマンディ・フィラデルフィアによる音源が結構あって、

・ドヴォルザークの後期交響曲集(7-9番)
・アックスとのショパンピアノ協奏曲集
・チャイコフスキーの後期交響曲集
・シベリウスの交響曲と管弦楽曲集
・華麗なるフィラデルフィア・サウンド
・レヴァイン・フィラデルフィアによるシューマンの交響曲全集

等々、今はそうでもないが、当時はこのシリーズでなければ聴けないラインナップで、オーマンディ・フィラデルフィア ファンにとっては有り難い音源であった。ルービンシュタイン&オーマンディによるこのCDは今でも貴重で手放せないのだ。

まあ、デザインはいかにも「お買い得感」演出のため、輝くCDを左側に配したもので、まだまだCDは割高感があった頃のものかな・・・

それにしても、やはりこのコンビのラフマニノフは素晴らしい。正に「超弩級」の演奏である。

では。
[Eugene Ormandy]
[Sergei Rachmaninoff]
[The Philadelphia Orchestra]
[RCA Red Seal 国内盤]

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