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米Nonesuch H-71295 (C)1971
Mahler : Symphony no.4
Heather Haper(s)
Lorin Maazel/Orchestra of the Berlin Radio
米ノンサッチ・レコード、バジェット・シリーズの一枚。ノンサッチ・レコードを知ったのは、長岡鉄男著「長岡鉄男のレコード漫談」(音楽之友社 1984年)-「不思議大好きノンサッチ」という漫談から。
Nonesuch Records
[URL]
今はワーナー・ミュージック・グループの一レーベルとして結構垢抜けているが、昔は一風変わったモノを出していた。
Warner Music Group
[URL]
このレーベルで面白いのは、バジェット・シリーズ(音楽史・現代音楽中心)とエクスプローラー・シリーズ(民族音楽)の2つだろう。エクスプローラー・シリーズは数年前纏まってCD化された。
ワーナー・クラシック・ジャパン ノンサッチ・エクスプローラー50
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これは、長岡鉄男著「長岡鉄男のレコード漫談」-デイヴィット・リュイストンを知っていますか」や「長岡鉄男の外盤A級セレクション」(共同通信社)でも「優秀録音」として紹介されていたからご存じの方も多かろう。
さて、この米ノンサッチ・バジェット・シリーズ、音楽史や現代音楽が多く、このマーラーの4番のような名曲は少ないようだ。あっても他社原盤が多く、これもその1枚である。チューリッヒにあるトーノ・プロダクションからのライセンスと書いてある。
a Tono (Zurich) Production licensed for a sale in U.S.A. & Canada only (export to & distribution in other countries outside these territories strictly forbidden)
米・加以外は売っちゃイカンと書いてある。正式なディストリビューションは出来なかったということか。でも結構輸入レコード店で売ってたような・・・まあ色々ルートがあるからなあ・・・
このジャケット、絵の部分が四隅が差し込みになっていて、差し込まれている絵を外すとこれまた同じ絵が出てくるという変なモノ。この絵だけ取り外して飾ってくれ・・・ということかな・・・
・・・でも、この当時のノンサッチのジャケット・デザインはグロテスクで毒々しくて妙な色彩感覚に彩られた目を背けたくなるようなイラストが多くて、そんな用途に使えるかどうか・・・そんな変なジャケットを見つけるとついついバケットに入れてしまう小生も相当変ではあるが・・・
ラベルの n マークも独特(毒々?)な味があって悪くない?
インナー・スリーヴにカタログが印刷されているが、番号と曲目だけという簡素なもので演奏者については記載ゼロである。とりあえず曲目だけは埋めましたという投げやりでブラボーな製作?が微笑ましい。
演奏は可もなく不可もなくまあまあというところかな・・・では。
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