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まさか、こんなTOMITA作品がCBS/SONYから出ていたとは・・・冨田氏の著書「音の雲」(NHK出版)にも一言も触れられていないのだから、知る由もない・・・
RCA Red Seal から発売されている作品であれば、LPかCDで良く目にするが、この作品については知って探す迄はその存在すら知らなかった。
「電子音楽 in Japan」(田中雄二著、アスペクト、2001年12月)の氏のインタビューによれば、冨田氏がモーグ・シンセサイザーを入手したことを聞きつけて、「ビートルズとプレスリーとサイモン&ガーファンクルの3組の作品集をシンセサイザーで作らないか」というオファーが親族が経営する会社に持ち込まれてそれを手伝った・・・という、氏曰く「・・・ちょっと古傷のような気もするんだけど・・・」というものだそうな・・・
モーグ・シンセサイザー
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と言う事情からか、このLPには冨田氏の名前は表には出てこない。ダブルジャケット内側の解説に書かれているだけ・・・なのである。
昔、オークションで冨田氏のLPを物色していた頃、このLPも見かけた記憶があるのだが、冨田氏とは関係ないシンセの亜流だろうと見逃したのだ・・・後でネット等で事実?を知って悔しい思いをしたものである。
TOMITA Fantasy
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→SOLL-4 SQ-4 LP
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aruga Museum
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→TOMITA レコード室
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データ色々・・・
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→レコード色々
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ブログにも書いたし
THE TOMITA PLANETS
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・・・で、最近漸くオークションで入手した。封入されていたであろう、4chステレオのCMと4chレコードの解説は無くなっていたが、まあそれは仕方がない。
ドラムやベースにシンセを被せるという多重録音で、やはりTOMITAサウンドの特徴はしっかり刻印された作品だ。最初から「パプペポ親父」が我が物顔で出てくるのが微笑ましい。
冨田氏には迷惑な話かもしれないが、TOMITAファンなら持っていたい珍品である。恐らくCD化は難しいだろう・・・から・・・
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