Oskar Fried による この ブルックナー7番シンフォニーの全曲世界初録音が1924年頃(
平林直哉氏の
クラシック名曲 初演&初録音事典 による)だそうで、それから11年後の録音ということになる。1928年の独Grammophone盤(ホーレンシュタイン指揮ベルリン・フィル)の後の3番目の録音となるが、野心的なレパートリーである。
当時、アメリカではこの曲は殆ど知られていなかったはずだから、
マエストロ と
ミネアポリ ス交響楽団 が当時音楽家組合と交わしていた契約の「気まぐれ」がなければ生まれなかった録音であろう・・・さらにこの33年後の1968年、
マエストロ は
フィ ラデルフィア管弦楽団 と同曲をステレオすることになるだが・・・
原盤は
RCA Victor Red Seal 。これも
前回?と同様、DANTE LYS が市販SPから起こした復刻盤で、まあまあの音質といったところでしょうか。これまた残念ながら、現在は中古で入手するしかないようですが・・・ただ、ブルックナーは
NML にて聴けるので、加入している方はお試しあれ。
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