憧れのオーディオ−その2
2009-07-05


禺画像]
左:DIATONE P-610FBを取り付けた、NS-451のなれのはて
右上:NS-451本来のユニット
右下:DIATONE P-610FB

お次はスピーカーを・・・

2Way Speaker YAMAHA NS-451(オーディオの足跡)
[URL]

NSはNatural Sound からとったのかな?

白い20cmウーハー(JA2059)と5cmツイーター(JA0514)という構成の2wayバスレフ型である。クロスは2kHz。ダクトのチューニングは50〜100Hzの間かな?

ツイーターのレベルはアッテネーターで調整出来る。バスレフダクトはバッフルに付いている。ウーハー、ツイーターともコーン型のオーソドックスなシステムである。

このスピーカーシステムは、独自開発の白いウーハーというのが売りだったと記憶している。コーン紙そう重くなさそうだから、フルレンジタイプのウーハーかな?磁気回路にはアルニコマグネットを採用しているようで、フェライトマグネットのスピーカーとは異なり、コの字ヨーク型の磁気回路だ。結構力入れたユニットなのねえ。

一度、CDのテストディスクでツイーターを焼いてしまい、補修用のツイーター・パーツユニットを入手して交換してある。まあ、それでなくてもツイーターは壊れやすいパーツではあるのだけど・・・

そういえば、CD出始めの頃は、同じようなうっかりミスで、ツイーターを焼いたり飛ばしたりしてしまったトラブルが続出したと長岡さんが書いていたような記憶があるなあ・・・

このCD、今でもアマゾンで中古で入手できるようだ。

DENON AUDIO TECHNICAL CD
[URL]

学生時代に無響室でスピーカーシステムの裸特性を測るのに重宝したワ、これ。スイープ信号が丁度 B&K の ペンレコ とシンクロするように工夫されていたし・・・。

B&K
[URL]

無響室と残響室で、

「ハムは来る〜、信号こない〜」

とよく歌ったものである。

閑話休題

今、このNS-451は、ユニットを取り外し、システムのバッフル板の穴を塞ぐように新しいバッフル板を取り付け、そこにロクハンのフルレンジを取り付けて使っている。

ロクハン(6インチ半、口径16cm)のフルレンジ・ユニットと言えば、DIATONE P-610 である。

日本のオーディオ創世記から存在していたユニットであり、1992年まで生産が続けられていた・・・といっても、僕が生まれるはるか前の話だから、そういう話は本で読んで知ったことが殆どだ。

僕がこのユニットを購入したのは、1990年前後だったかな?ちなみに購入したのは、フェライトマグネットでインピーダンスが8オームの P-610FB 。アルニコマグネットのユニットもあったが、防磁型にする必要は無いし、フェライトの方が安い。アルニコマグネットの方が音が良いという評価もあるが・・・

ダイヤトーン
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DIATONE P-610FA/FB(オーディオの足跡)
[URL]

P-610が生産終了を迎えた1992年、JAS Journal 1992-10月号にP-610の歴史を簡略に記した別冊が発行されたている。

「モニタースピーカー『P-610物語』」
三菱電機梶@佐伯 多門
三菱電機株式会社 郡山製作所

JAS(Japan Audio Society)
[URL]

新しいバッフルはP-610用の穴を開けたものを、木工用ボンドと釘で無理やり接着して取り付けた。エンクロージャーバッフルはつるつるしている(化粧紙?)ので、サンドペーパーをかけてざらざら面にしてから接着した。

ウーハーの穴の位置がP-610取り付け位置となるので、上下左右の中心から外れてしまうのは致し方ない。


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[長岡鉄男]
[Audio]

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